予備校講師をどうして続けられなくなったか

予備校講師の職業を選んだことを後悔してしまった

私は予備校講師という職業を選びながらも退職しました | 学生選別システムに効率的に合致するような生徒を育てること | 予備校講師の職業を選んだことを後悔してしまった

そしてもう一方は目立った能力はなさそうでもそれぞれに個性的なメンバーを擁する集団。
競争においては前者の方が強そうですが、物語の展開では決まって生き残るのは後者です。
そして映画だけではなく、神話や聖書などにも類例を見出すことができます。
この事実はおおむね、次に述べるような事実を反映しているのではないでしょうか。
エリート集団においては、最も生産性の高い人物に資源が傾斜配分され、生産性の低い人物が除外されて行きます。
こうした原理のもとでは最終的に生き残るのは一人だけで、グループは維持できません。
しかし多様な個性を持つ個人の集まりでは、人々の関心は異能の発見に向かいます。
つまり後者の集団ではひとりひとりがかけがえのない構成員であると認識され、皆が多幸感を持つことになります。
組織として強く、生き残るのはどちらか、を考えれば結論は自明です。
日本式の教育は前者の集団を作るように設計されていますが、実は権威というものに従順であり、物覚えが良くていうことをよく聞くという人間を重宝しているに過ぎません。
このことが日本の国際競争力の低下を招いています。
私はこうした教育制度のもとで効率よく得点して入試をうまく突破することに特化した授業を求められる、という仕事を続けることに耐えられなくなりました。
知的な環境に身をおくことに満足したいがためにこうした職業を選んだことを後悔してしまったのです。

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